わたしと家族

離婚した両親、それからのわたしについて思う事を整理する

日記回想(6)2011/11/20

今、思い出してみると当時の大変さを思い出す。

そして、懐かしくさえ思う。

 

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『“介護”
少し前の私には縁遠い言葉だった。
そして、そのイメージは
「寝たきりの老人に食事を与えたり、排泄のお世話やリハビリのお手伝い」
というくらいしか想像できなかった。
すなわちそれは私の中では
“静”
の介護だ。介護する側があれこれとお世話をするようなイメージでしかなかった。


しかし、今、直面している“介護”は、私の想像していた“介護”とは180度違うものだ。

“動”なのである。

母は寝たきりなんかでもないし、トイレだって行ける。
会話だってできるし、天気が良ければ外に出たり、買い物にも一緒に行く。
しかし、これも“介護”なのだ。
“できること”
は、多いけれど“あまり目を離せない”。
外出しても同じ所へ戻ってくるのが難しい(“できない”に近い)、買い物中も欲しいモノ、似たようなモノを持ってくる。
その都度
「(カゴの中を指して)あるよ~」
と言うか
「うちにあるよ」
と言う。

こちらへ来る前までは、冷蔵庫に何個もキムチが入っていたり、牛乳が入っていたらしい(弟談)。

この“動”への介護も、なかなかシンドイ。』